1. 成人式は、あれは、もはや新成人のために企画されているイベントではない。あれは、成人式関係者(晴れ着の販売や着付けを担当する業界、写真の業者、お役所の関係部署、政治家、イベントプロデューサー、講演芸人、白いショール製造業者などなど)の生活を防衛するために開催されるひとつのフェスティバルみたいなものなのだ。だから、当事者たる新成人は、成人式を喜んでいない。というよりも、式の有無にかかわりなく、われわれの国では、ずっと昔から、子供が大人になることは、少なくとも本人にとっては、あまり嬉しいことではない。